「定期預金を契約したいけど、期間の選び方がわからない」
「しばらく使い道はないし、1年よりも5年にした方がお得?」
「金利が上昇している場合は、1ヶ月契約にすべき?」
定期預金の期間は、迷ったら1年契約を選ぶのが基本です。
金利が上がれば、新しい利率で満期日が自動で更新されますし(自動継続の場合)、もし利率が下がり解約を考えても、1年後の満期日ならすぐに対応できます。
筆者が過去に勤めていた信用金庫の窓口でも、多くの方が1年契約を選択していました。
ただし、お金の使い道や金利環境によって最適な期間は変わります。
この記事では、定期預金の期間別のメリット・デメリットから自分に合った選び方まで、信用金庫で10年間勤務した経験をもとに、わかりやすく解説します。
「今さら人には聞けない…」という方にこそ、ぜひお読みいただいてほしい記事です。
NISAなどの投資で資産を運用される方も多い時代ですが、ご自身のお金を守ることも大切ですよね。
期間の選び方一つで、損得が左右される場合もありますので、しっかり押さえておきましょう!

定期預金とは?今さら聞けない基本をサクッとおさらい
定期預金とは、銀行などの金融機関の商品の一つで、あらかじめ預入期間を決めて預けるお金のことです。
満期日まで原則引き出せませんが、普通預金より金利が高く、まとまったお金を安全に置いておきたい方に向いています。
定期預金の基本情報
定期預金は「しばらく使い道のないまとまったお金」を預けるのに適した商品です。
以下に、定期預金の主な特徴を表にまとめました。
定期預金の概要表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 預入期間 | ・主に1ヶ月~5年 (金融機関によっては10年もあり) |
| 金利タイプ | ・固定金利(預けた時の金利が満期まで変わらない) ・変動金利(市場金利に合わせて金利を見直し) |
| 元本保証 | あり(預金保険制度で1,000万円まで保護) |
| 中途解約 | 可能だが金利が大幅に下がる |
| 向いているお金 | 当面使う予定のないまとまったお金 |
定期預金は、普通預金と比べて金利が高いのと、万が一金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度によって1,000万円までは元本(もともと預けていた金額、利子は除く)が保護されるのが特徴です。
また「年金受給者向け定期預金」や「キャンペーン付き定期預金」など、独自の商品を取り扱っている金融機関もあります。
以前は店頭での申込みで契約するのが一般的でしたが、現在はネットバンキングやアプリでの申込みに対応している金融機関もあり、簡単に手続きが可能になりました。
詳しくは、各金融機関のホームページや窓口にてご確認ください。
子どもの頃、通帳式の定期預金を母が契約してくれていました。
お年玉やお祝い金を貯めていて、大人になってから初めて渡されました。
しかし、思ったより残高が少ない…
聞いたら、車の免許を取得するときに解約していたそうです(泣)

定期預金と定期積金(定期積立)の違い
定期預金はまとまったお金を一括で預けるのが基本です。
一方、定期積金は毎月一定額を、預入期間まで積み立てていく仕組みで、目標額をコツコツ貯めたい人に向いています。
| 定期預金 | 定期積金(定期積立) | |
|---|---|---|
| 預け方 | まとまったお金を一括で預ける | 毎月一定額を積み立てる |
| 金利 | 高め | やや低め |
| 向いている人 | まとまったお金がある方 | 毎月コツコツ貯めたい方 |
| 満期日の取扱い | 自動継続の場合は手続が不要 | 解約の手続きが必要 |
手元にまとまったお金がある場合は定期預金、毎月少しずつ貯めていきたい場合は定期積金が向いています。
私は車検用のため、定期積金を2年間で契約しています。
月5,000円ずつでも、満期時には120,000円に。(5,000×24ヶ月)
貯蓄のための積立ても、もちろんOK!
定期積金の契約終了時に、満期解約金をそのまま定期預金として預ける方も多くいましたよ。

定期預金は1年がおすすめ!期間別のメリット・デメリット
定期預金の期間は、迷ったら1年契約がおすすめです。
金利と柔軟性のバランスが良く、筆者が以前勤めていた信用金庫でも、多くの方が1年で契約していました。
ただし、預入期間によって金利や向いている用途が変わるので、まずは期間ごとの特徴を押さえておきましょう。
短期(1年未満)
短期の定期預金は、近いうちにお金を使う予定がある方や、金利の動向を見ながら柔軟に対応したい方に向いています。
満期が短いため、金利が上昇したタイミングですぐに預け替えができるのが強みです。
短期のメリットデメリット
| メリット | ・満期が短く資金を動かしやすい ・金利上昇時にすぐ預け替えができる |
| デメリット | ・金利が低め |
| 向いている方 | 近いうちに使う予定があるお金を預けたい方 |
短期の定期預金は、普通預金に置いておくより少しお得に運用したいという方におすすめです。
ただし金利は低めなので、利息をしっかり増やしたい場合には物足りなさを感じるかもしれません。
私が信用金庫に勤めている間は、1ヶ月で契約される方は見たことがありませんでした。
金利が低いなら普通預金のままで…という方が多かったです。
満期の通知も毎月来ると、私はストレスになりそう…

中期(1年・2年)
期間が1年や2年の定期預金は、金利と柔軟性のバランスが取れたちょうどいい期間です。
実際の窓口では1年を選択する方が多く、金利が上がれば新しい利率で満期日が自動で更新され、解約したい場合も長期間待つことなく手続きが行えます。
中期のメリットデメリット
| メリット | ・短期より金利が高め ・満期のサイクルがわかりやすい ・金利変動にも比較的対応しやすい |
| デメリット | ・短期より資金が拘束される ・途中解約すると金利が大幅に下がる |
| 向いている方 | 当面使う予定はないが、長期間は不安な方 |
もし、定期預金の預入期間に迷ったら、1年で契約することをおすすめします。
「期間はどうされますか?」「あ、とりあえず1年で」
これは窓口あるあるのやり取りです。

長期(3年・5年)
長期の定期預金は、金利が高めに設定されている反面、資金が長期間拘束されます。
使う予定が明確に決まっているお金に向いている期間です。
長期のメリットデメリット
| メリット | ・金利が高め |
| デメリット | ・資金が長期間拘束される ・途中解約すると金利が大幅に下がる ・金利上昇局面では低い金利で固定されるリスクがある |
| 向いている方 | 数年後に使う予定が決まっているお金を預けたい方(教育費・住宅頭金など) |
長く預けた方がお得なイメージがありますが、もし金利上昇している時には、長期で金利を固定してしまうと損をするケースも。
使う時期が決まっていないお金を長期に預けるのは慎重に検討しましょう。
結局は1年契約でも、満期日は自動で更新されるため、5年間預けることもできます。
金利が高いのは魅力ですが、急な出費にも備えられるようにしましょう。

NISAが流行っている今、定期預金を選ぶ意味はある?
筆者は、定期預金(貯蓄)とNISA(投資)はどちらも必要と考えています。
目的が違うので、どちらかを選ぶのではなく使い分けることが大切です。
| 項目 | 定期預金 | NISA |
|---|---|---|
| 目的 | お金を守る | お金を増やす |
| リスク | 元本1,000万までは保証 | 価格変動あり(元本割れの可能性も) |
| 向いているお金 | 数年以内に使う予定のあるお金 | 当面使わない余裕資金 |
| 税制 | 利息に課税あり | 運用益が非課税 |
NISAは運用益が非課税というメリットがある一方、価格変動リスクがあります。
一方、定期預金は元本が保証されているため、確実にとっておきたいお金の置き場所として安心です。
私はNISAも定期預金も両方活用していますが、無理をせずに貯蓄や投資に回していきたいです。

定期預金の期間に関するよくある質問
定期預金の期間に関するよくある質問をまとめました。
ぜひ、契約する際の参考にしてみてください。
金利が上がっている場合、おすすめの期間は?
金利が上昇している時期では、短期〜1年契約がおすすめです。
長期で金利を固定してしまうと、その後さらに金利が上がった際に低い金利のまま運用を続けることになります。
1年契約なら満期ごとに新しい金利で更新できるので、金利上昇の恩恵を受けやすいです。
1ヶ月定期を繰り返すのはありですか?
1ヶ月定期を繰り返す方法は、金利上昇局面で柔軟に対応できるメリットがあります。
ただし、1ヶ月定期は金利が低めに設定されていることが多く、毎月手続きが必要になる手間もあります。
金利と手間のバランスを考えると、1年契約の方が現実的な場合がほとんどです。
預入したい金額や、手続きの手間が気にならなければ、1ヶ月の契約もありだと思います。
ネット銀行なら、来店不要でいつでも金利の動向が知れるのでおすすめです。

自動継続はいつまでできますか?
金融機関によって異なりますが、自動継続を選んでいる場合は、解約されない限り継続されます。
ただし、長期間継続する場合は満期ごとに金利を確認するようにしましょう。
なお、ゆうちょ銀行の10年定期など一部の商品では自動継続ができない場合もあります。
満期が近づく度に、金融機関から満期案内が郵送かDMで届きます。
定期預金の契約は長期間なので、案内を見逃さないようにしましょう。

まとめ
定期預金の期間選びに迷ったら、1年契約を選んでおけば間違いありません。
金利が上がれば自動継続で新しい利率が適用され、もし解約したくなっても1年後にすぐ対応できます。
長期契約は金利が高めな反面、資金が拘束されるリスクがあるため、使い道が決まっていないお金なら、まず1年から始めてみましょう。
また、定期預金とNISAでは、目的が異なることを押さえておきましょう。
確実に守りたいお金は定期預金、将来に向けて増やしたい余裕資金はNISAと使い分けることが大切です。
まずは1年契約で始めてみて、金利や状況を見ながら柔軟に対応しましょう!
